黒川伊保子プロフィール

黒川 伊保子

株式会社 感性リサーチ 代表取締役
人工知能研究者、脳科学コメンテイター
感性アナリスト、随筆家
日本感性工学会 評議員


大学卒業後、コンピュータメーカーにてAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。やがて、脳機能論の立場から、語感の正体が「ことばの発音の身体感覚」であることを発見。AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である『サブリミナル・インプレッション導出法』を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した、感性分析の第一人者である。

脳は、性別と年代別に、驚くほど違う意識の質を持っている。
黒川は、このような脳のホルモンバランス別の意識の方向性を精査し、それぞれの脳に「心地よい」ことばの音を割り出した。これにより、語感の男女年齢別の脳への訴求度も算出することができる。
すなわち、黒川のシステムをもってすれば、商品名の語感を明らかにし、その語感がターゲット市場(想定した買い手)にとって心地よい音かどうかを数値的に評価できるのである。
こうした研究をベースに開始した商品名の語感分析サービスは、市場が多様化する21世紀ならではのマーケティング手法として、脚光を浴びている。

また、独自の脳の研究からくりだされる、男女脳の可笑しくも哀しいすれ違いを書いた随筆や、語感の秘密を紐解く著作も人気を博し、日本テレビ「世界一受けたい授業」やフジテレビ「ホンマでっか!?TV」「ごきげんよう」などに出演。雑誌の脳トレ、恋愛特集のコメンテイターとしても幅広く活躍している。

近著に「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」(新潮新書)、「恋愛脳」(新潮文庫)、「しあわせ脳に育てよう」(講談社)、「恋するコンピュータ」(筑摩書房)、「女たちはなぜ口コミの魔力にはまるのか」(KKベストセラーズ)など →詳しくはBOOKS

黒川伊保子ポートレイト

1959年 長野県生まれ、栃木県育ち
1983年 奈良女子大学 理学部 物理学科卒
(株)富士通ソーシアルサイエンスラボラトリにて、14年に亘り人工知能(AI)の研究開発に従事した後、コンサルタント会社勤務、民間の研究所を経て、
2003年 (株)感性リサーチを設立、代表取締役に就任。
2004年 脳機能論とAIの集大成による語感分析法『サブリミナル・インプレッション導出法』を発表。サービス開始と同時に化粧品、自動車、食品業界などの新商品名分析を相次いで受注し、感性分析の第一人者となる。
2005年 倉敷芸術科学大学非常勤講師就任
2006年 大前研一アタッカーズビジネススクールで、感性マーケティング講座を開講

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